007も履く革靴 クロケットアンドジョーンズの魅力

 

映画「007」のジェームズボンドが履いている革靴として有名なCROCKETT&JONES(クロケットアンドジョーンズ)。

 

 

劇中でも多数のモデルが登場し、映画が話題となった時は欠品になるほど人気が出ました。

 

そんなクロケットアンドジョーンズの魅力をお伝え致します。

 

 

世界で最も多くのラストを持っている

 

一般的なシューズメーカーは定番の型があり、洋服のように頻繁には新作を出しません。

 

ところが、クロケットアンドジョーンズはこれまで数多くのバリエーションの革靴を生み出し、さらにはセレクトショップなどからの別注も多い為に、世界で最も多くのラストを持っていることで有名です。

 

シンプルな内羽根シューズだけ見ても、幅や甲の高さを微妙に変えたバリエーションがあり、どんな人でも自分にあった革靴を見つけることができるのも、多くの人から愛用される理由のひとつです。

 

 

クイーンズアワード受賞

 

もともとはジョージクレバリーやジョンロブなどの高級革靴ブランドのOEMメーカーとして、100年以上の受注生産の実績を積んできました。

 

1990年には輸出業成功により国への貢献が称えられ、最高水準の品質を表すクイーンズアワードを受賞しました。

 

その後、2017年にはロイヤルワラントも獲得しています。

 

 

工場にこだわりあり

 

革靴の製造過程に革に蒸気をあてて木型に馴染ませる工程があるのですが、その専用ルームを持っているのは世界でもクロケットアンドジョーンズのみといわれています。

 

その他にも、革の状態チェックの際に細かいキズも見落としがないように、太陽の日が入る北側の窓辺に面している場所での作業が決められています。

 

このように、品質を落とさないよう職人の働く環境、工場にもこだわりを持っています。

 

 

高級感を味わえるハンドグレードコレクションライン

 

豊富な色展開とデザインがあるメインコレクションの他に、ハンドグレードコレクションラインがあります。

 

メインコレクションよりさらに高級な革を使っており、きめ細やかな革の上質さを感じることがでます。

 

その為、お手入れをしていくと光沢感や色の深さを楽しめます。

 

ヒドゥンチャネルと呼ばれる熟練の技術と手間がかかる仕上げ方を採用しており、ソールに糸目が見えないようにし、歩行時にちらっとだけ見えるソールまでも美しく仕上げています。

 

フィット性にも優れており、土踏まずを絞る形状にすることで、足に吸い付くようなフィット感を体感できます。

 

 

クロケットアンドジョーンズの定番革靴

 

非常にバリエーションが多いクロケットアンドジョーンズ。

 

ひとつのモデルをとってもラストが複数存在するので、ここでは代表モデルを3つに絞ってご紹介致します。

 

 

・Audley(オードリー)

 

クロケットアンドジョーンズ代表作のオードリーは、内羽根ストレートチップのクラシカルな革靴。

 

通常ならばグッドイヤーウェルト製法だとコバが張り出し、どちらかというとカジュアルな印象を与えてしまいますが、オードリーはグッドイヤーウェルト製法を採用しながらも極限までコバを抑えることによって上品さを感じられます。

 

ノーズも長すぎず短すぎず、適度なスクエアトゥで、流行問わず履いていただけます。

 

 

・Norwich(ノリッジ)

 

外羽根ストレートチップのノリッジ。

 

ロングノーズでスタイリッシュなラスト348を採用しています。

 

イタリアの革靴がお好きな方にはたまらないフォルムではないでしょうか。

 

外羽根でダイナイトソールであることから、実用性も高く、ビジネスシーンでも活躍してくれます。

 

 

・Alex(アレックス)

 

装飾などが全くないミニマルな印象のホールカットシューズ。

 

クラシカルすぎず、セミスクエアトゥにすることでモダンな印象を与えてくれます。

 

007では、タキシードと合わせているシーンがあります。

 

 

実際には内羽根ストレートチップよりはカジュアルにはなりますが、そのスマートなデザインがゆえにスーツに合わせても素敵です。

 

 

クロケットアンドジョーンズの定番ラスト

 

一番人気なのはラスト337

 

1990年代後半、当時流行していたイタリアンクラシックの流れで極端な角ばりのスクエアトゥが出回っていました。

 

よりエレガントな形を求め始めた市場に開発したのがラスト337。

 

そのセミスクエアトゥのラストは当時の需要にぴったりなフォルムで瞬く間に人気となり、今でもクロケットアンドジョーンズを代表とするラストになりました。

 

メインコレクションのラストより少しタイトにすることで上品に、そしてフィット性が高くなっています。

 

上記でご紹介したオードリーの他に、ダブルモンクシューズやウィングチップなど、様々なモデルに採用されています。

 

 

まとめ

 

革靴好きにもイギリスの伝統あるシューズとして楽しめますし、バリエーション多くラストを展開していることで、革靴初心者でも初めての1足を見つけられるはずです!

 

是非、数多くあるモデルの中からお気に入りの1足を見つけてみてくださいね。