何故今、中古革靴、古靴が選ばれているのか

中古革靴初心者はフリマアプリや通販で買うのが心配

さて、タイトルが少し重めですが、当店でも取り扱っている中古革靴・古靴についてです。

最近問い合わせがかなり多くなってきており、

「初めて古靴を買おうとしていますが、すぐに壊れそうで心配です」

「前のユーザーの足型のくせがついていて、自分の足に合うか心配」

「汚れとか臭いとか心配」

などなど様々なご質問を頂きます。

これに関しては、以前に挙げた

中古革靴の失敗しない選び方①

中古革靴の失敗しない選び方②

をご覧ください。

ここでは、中古革靴・古靴マーケットが何故今注目されているのか私の経験・考えを混ぜつつ解説して参ります。

革靴の現状を理解しておきましょう

ここでは革靴の現状について簡単に理解しておきましょう。

現在、革靴は価格高騰が続いています。理由は、革の価格高騰、人件費の高騰、円高、関税(元々高い)などが挙げられます。

原因は、人件費の高騰と同じですが、原産国・生産国であるヨーロッパ・アジア・アフリカの発展途上国の経済発展に起因します。

また、動物愛護の観点からも、世界的に厳しく見られている点も挙げられますね。革を取るために動物を殺すことは禁止されています。

中国の影響もあります。革が中国へ流れ車のシートなど様々利用されています。肉食が減っているのも要因の一つに入りますね。

様々な要因から、革靴の価格高騰は続いています。イギリス有名ブランドも毎年値上げしちゃってますよね。今後も値上げは続くと見ています。

みなさんの大好物(なはず)のトリッカーズやチャーチ 、チーニーと言った世界的人気ブランド、価格帯も割と大衆向けです・・・ってみなさん言いますよね。

それでも新品を購入すると、日本で買えば5万円前後はしますよね。これを日本人の感覚で大衆向けの価格と言えますかね・・?

そりゃあEG、JhonLobbなどの一流ブランドから比べたらかなり安いですよ。そりゃあ安いですけど・・・、高いって・・w

高価な靴を中古で安く手に入れる

ここで登場するのが中古革靴・古靴なのです。

革靴文化の発展している、イギリスや欧米諸国では靴は消耗品ではありません。

10年・またはそれ以上履ける靴なのです。

革靴の発祥の地でもあるイギリスの職人が作ったグッドイヤーの靴は丈夫かつ修理もでき、息子に自分の何十年履いた靴を継ぐなんて文化もあります。

トリッカーズが先日青山でオープンしましたよね。トリッカーズは190周年で日本初進出。現代表マーティンメイソンさんも来日しましたね。

履いていたのは、10年以上愛用している、バリバリクラックも入っている「ストウ」でしたね。

トリッカーズ青山店
東京都港区南青山5-4-27
TEL.03-6805-1930
営業時間 : 11:00~20:00

履けば履くほど味が出るのも革靴の良いところ。

チャールズ皇太子の40年もののジョンロブを代表するようにクラックが入っていても履き続け大切にし、それすら味にしてしまう。

物を大切に、命を大切にする、素晴らしい文化ですね。

新しすぎても靴が浮いてしまうなんてことも少なくはありません。

また、当店では全て海外から仕入れています。

日本で一度も履かれていない靴です。

海外の人は靴を何十年も大切にすると述べた通り、状態が良い靴が多いのです。靴は消耗品では無いんです。

大切な物ですから修理しながら履くのです。良い靴は修理をしやすいように設計されているのです。

中古革靴を選ぶメリット

①中古靴・古靴であれば手が届く範囲まで、またはコレクション出来るほどまで値下がりしている

②海外からの中古靴・古靴は状態が良い物が多い、磨くことで輝きを取り戻す

③靴は消耗品では無い・修理しながら履く

まとめ

まだまだ要因は有ります。ビンテージ品の流行、スマホの流通、SNSの発展、ヤフオク・メルカリ・ラクマなどのフリマアプリの流通など様々要因が挙げられますが、根本にあるものはこの3点だと思っています。

このブログがあなたの中古革靴・古靴好きへの第一歩となれたら幸いです。

また、当店は返品無料で承っております。

ぜひご覧ください ^-^

DafsMart 竹内