雨の日は履けないから…と革靴を諦めてはいませんか?
革靴好きならご存知の方も多いはず、Paraboot(パラブーツ)は雨の日でも履けてしまう優れもの。
なぜ革靴なのに雨の日でも大丈夫なのか?
その秘密は素材、作りに特徴があるからなのです!
今回はその特徴を3つお伝え致します。
パラブーツとは?
まず最初に、パラブーツはご存知でしょうか?
1908年にレミー・リシャールがフランスで創業したブランドです。
もともとは革底の高級シューズを作っていましたが、創業者がアメリカへ行った際にラバーブーツに目を付けました。
後にその素材とノウハウをフランスに持ち帰り製造を始めました。
ラテックスを輸入するアマゾンの港、「パラ港」とアメリカで見つけたブーツをかけ合わせて始まったのが、パラブーツと呼ばれるシューズメーカーです。
・リスレザーを使用
パラブーツが雨に強い最大の理由はリスレザーと呼ばれるカーフレザーを使っていること。
通常のレザーに比べて油分が多い為に、水を弾いてくれる効果があります。
経験談ですが、土砂降りでない限りは雨の日に履いても本当に水を弾いてくれます!
たくさん濡れたとしても、色が濃くなるだけで、台風の日でも浸水したことはありませんでした。
濡れた時は新聞紙や乾燥材を中に入れ、表面を拭いてあげると尚良いです。
ズボラな筆者はそのままにしてしまうこともありますが、今のところシミになったことはありません。
リスレザーはたまに表面が白くなることがあるのですが、これはブルームと呼ばれる物が表面に浮き出てくる現象なので、カビではありません。
通常通りお手入れをすれば消えますので、ご安心を。
合わせて防水スプレーをすると更に防水効果がアップするのでオススメです。
・自社ラバーソール
世界で唯一ラバーソールまでを自社生産しているパラブーツ。
レザーソールにも通気性が良いなどのメリットはありますが、雨の日も履けるとなるとやはりラバーソールが実用性が高いです。
靴の種類によって採用されているソールが違いますが、ギザギザになっていたり、溝が作られていることで、雨や雪でも滑りにくい工夫がされています。
屈曲性が良く、返りもいい為に歩きやすく、長時間履いても疲れにくいといった特徴もあります。
ワークシューズとして軍や消防士、郵便配達員たちから支持されていたことから、その履きやすさも伺えます。
・ノルウェイジャン製法
高級靴によく採用されるのはグッドイヤーウェルト製法ですが、パラブーツはノルウェイジャン製法で作られています。
大雨の日に靴の中に水が入ってきてしまった経験はありませんか?
革靴は大体底の縫い目から水が入ってきてしまいますが、ノルウェイジャン製法ですと、ウェルトがL字に縫われている為、水の侵入を防いでくれます。
この製法は登山靴や軍靴にも採用されているだけあって、とても丈夫です。
ただひとつ注意点があります。
シューズの型によってソールが違うと上記で説明しましたが、実は製法も違います。
特に雨に強いこのノルウェイジャン製法を採用しているは、パラブーツの中でも「Chambord(シャンボード)」「Michael(ミカエル)」「Vogue(ヴォーグ)」「Orsay(オルセー)」。
通常レディースで日本で取り扱っているのはこの4型がメインですが、たまに各地で開催されているトランクショーなどで珍しい型があった場合はノルウェイジャン製法なのか聞いてみるといいでしょう。
まとめ
雨の日でも履ける革靴、パラブーツ。
1足持っていれば活躍すること間違いなしです。
ぜひ、あなたのワードローブにも取り入れてみてくださいね。