イギリス国防省の革靴 サンダースの魅力

イギリス国防省に供給される革靴がサンダースというのはご存知でしょうか?

 

それだけでも品質の高さが見て取れますが、他にも魅力がいっぱい詰まっています。

 

 

 

今回はサンダースの魅力と定番革靴についてご紹介致します。

 

 

サンダースの魅力

 

コストパフォーマンスに優れている

 

表題でも触れていますが、製造ラインの約半分をイギリス国防省向けに供給しており、多くの数をさばけることから、高品質を保ったまま低コストに抑えることができています。

 

そのお値段は4万円代とかなり良心的です。

 

 

ポリッシュドレザーを使用

 

サンダースの革靴、一般的な革靴よりも光沢感がありませんか?

 

それはポリッシュドレザーと呼ばれる、生後6ヶ月以内の子牛の皮革を使い、表面に樹脂をコーティングしたものを使っているからなのです。

 

そしてこのポリッシュドレザーは見た目の光沢感のみならず、メリットも兼ね備えています。

 

樹脂をコーティングすることによって汚れがつきにくく、普段のお手入れもクロスでさっと汚れを拭き取る程度で大丈夫。

 

また、樹脂は耐水性もあるので、雨の日でも履けてしまいます。

 

 

クラウンの刻印

 

サンダースの革靴にはかかとにクラウンのマークがあるのはご存知でしょうか?

 

ロイヤルワラントを獲得しているシューズメーカーは他にもありますが、サンダースはさらに、自社の革靴に女王のクラウンを刻印することを認められている、希少なブランドのひとつです。

 

イギリス国防省への供給の実績があるからこその証拠です。

 

 

フィット性が高い

 

かかとの内側をスエードで処理しており、それによって歩行時にかかとの滑りや浮きが気になる、ということがありません。

 

また、靴紐は丸紐ではなく平紐にすることでしっかりと足の甲を支えてくれ、フィット感を体感できます。

 

 

ミリタリー好きにはたまらないデザイン

 

サンダースにはコレクションが3つありますが、その中にミリタリーコレクションというものがあります。

イギリス国防省向けに収蔵しているミリタリーシューズのアーカイブを元にして、ラストから日本向けに企画したコレクションとなっています。

 

その名の通り、スリーステッチやアローデザインなど、随所にミリタリーシューズのデザインが見られます。

 

ヴィンテージでサービスシューズなどをお探しの方、コンディションが良くなかったりサイズを探すのにも一苦労ですよね。

 

サンダースの新品を買って自分なりに育てるのもオススメです。

 

 

サンダースの定番革靴

 

多数のセレクトショップで見かける大人気のミリタリーコレクションから3点代表モデルをご紹介致します。

 

 

Derby Shoe(ダービーシューズ)

 

外羽根ストレートチップのダービーシューズ。

 

キャップトゥ部分の3本ステッチ(通称スリーステッチ)が印象的な一足です。

 

ストレートチップですがあくまでカジュアルになるので、デニムやチノパンなどのミリタリーアイテムと合わせると相性がいいですよ。

 

サンダースの革靴はオールアラウンドグッドイヤーウェルト製法(一般的には革靴の前部分のみ施すのに対し、360°グッドイヤーウェルト製法を施す方法)を使っている為に、通常よりもコバが張り出しており、その重厚感も特徴となっています。

 

 

Apron Derby Shoe(エプロンダービーシューズ)

 

外羽根Uチップのエプロンダービーシューズ。

 

靴のアッパー部分にエプロンをかけたようなデザインであることからエプロンフロントと呼ばれます。

 

日本ではUチップと言われるのが一般的ですね。

 

ストレートチップほどフォーマルに見せず、尚且つオンスタイルに合わせれば外しアイテムとしても使えるのがUチップの革靴の魅力です。

 

また、アッパー部分にアローデザイン(矢)を施した、ブロードアローエプロンダービーシューズもあります。

 

なぜアローデザインかというと、陸海空軍が一丸となって敵を射るという意味合いで、大戦当時に支給されていたミリタリーシューズに見られるデザインとなっています。

 

そういった物の背景を知るとより魅力的ですよね。

 

 

Officer Shoe(オフィサーシューズ)

 

外羽根プレーントゥの、ダービーシューズよりも更にシンプルなデザインのオフィサーシューズ。

 

オフィサーシューズとは、軍の中でも部隊の指揮を取る将校以上が着用するモデルであることから、品を感じる佇まいです。

 

その他のレースアップシューズが5アイレットに対し、オフィサーシューズは6アイレットになっています。

 

アッパーがシンプルな分、バランスを考えられたデザインといえるでしょう。

 

また、シューレースを通す部分にハトメがないところも特徴的です。

 

一般的な革靴でハトメが付いている方が珍しいので、サンダースの中では一番フォーマル向けなモデルですね。

 

 

まとめ

 

サンダースの魅力は何と言ってもやはりコストパフォーマンスが高いところ!

 

革靴デビューするのに金額で躊躇している方は、サンダースから挑戦してみてはいかがでしょうか?