革靴クリームの選び方

 

「革靴を買ったはいいけどクリームって必要なの?」

 

「いろんな種類があるけど選び方は?」

 

革靴デビューを遂げた皆様、そんな疑問をお持ちではないでしょうか。

 

そこで、靴磨き歴3年目に突入の筆者が、革靴クリームの選び方を伝授致します!

 

革靴クリームの種類

 

革靴クリームは成分の違いから2種類に分類されます。

その違いを見ていきましょう。

 

乳化性クリーム

 

水、油、ロウを混ぜ合わせて作られたもの。

栄養保革効果が高く、乾燥によるヒビ割れを防いでくれ、自然なツヤを与えてくれます。

水が入っているので伸びも良く初めてでも塗りやすく、まず革靴を買ったら乳化性クリームを選ぶことをオススメします。

水分と油分のバランスが取れているので、これひとつでお手入れは十分です。

 

油性クリーム(ワックス)

 

油性クリームは水が入っておらず、ロウと油からできています。

撥水性が高く、多少の雨でしたら防水効果も期待できます。

ただし、油性クリームだけだと栄養が行き届かないので、乳化性クリームも併用することをお勧めします。

 

 

色の選び方

 

乳化性、油性の特徴はお分かりいただけましたでしょうか。

お次は色の選び方についてお伝えします。

 

無色

 

筆者が革靴デビューした際、店員さんに勧められたのは無色タイプのクリームでした。

初心者には特にお勧めで、不慣れな手つきで色付きタイプを塗ってしまうと色ムラになってしまったりするので、気にすることなく使える無色タイプが使いやすいです。

あとは、いろんな色の革靴を持っている場合、革靴クリームを揃えるのって大変ですよね。

そんな時も無色タイプでしたら何色でも使えるので便利なアイテムです。

 

色付き

 

革靴を履いているとどうしてもできてしまう小さなキズ。

色付きタイプでしたら、小さなキズは隠せますし、経年変化による色褪せも防いでくれます。

また、同じ茶色でも赤茶に近づけたい、濃くしたい、など多少色味を変えることも可能です。

お手入れ頻度、塗る量によっても入る色が変わってくるので、唯一無二の革靴に育てられますよ。

 

 

オススメの革靴クリーム

 

種類の違いが分かったところで最後は、オススメの革靴クリームをご紹介致します。

 

M.モゥブレィ デリケートクリーム

 

筆者が最初に買ったクリームがこちらで、スムースレザー用の無色タイプ。

靴以外にも革の鞄やお財布にも使えるのでひとつ持っておくと便利です。

 

 

サフィール ビーズワックスファインクリーム

 

一番の特徴は「発色の良さ」。

通常の革靴クリームは徐々に色が乗ってくるのが特徴の染料を使っていますが、こちらは革表面に色を乗せる顔料を使っている為、塗るとすぐに発色の良さを感じられます。

色も約100色展開と、かなり絶妙な色の差まで表現しています。

 

コロンブス ブートブラック シュークリーム

 

コロンブスは日本のシューケアブランド。

社内の磨きのプロが創り上げたワンランク上のシリーズ、ブートブラックはタンナーや小売店からも厚い支持を得ているクリームです。

微粒子がしっかりと革表面に乗ってくれるので、仕上がりが綺麗だと評判です。

 

サフィール ノワール クレム1925

 

こちらは油性クリーム。

一般的には水が入っていない分、固くて乳化性と比べると扱いずらいのですが、クレム1925はクリームのようなテクスチャーの為、伸びが良く使いやすいです。

ビーズワックスが含まれているのでツヤを与えてくれ、なおかつ油性クリームの保湿力に欠けている弱点も、シアバターが入っていることで補ってくれます。

 

 

まとめ

 

革靴クリームの選び方をお伝えしました。

 

まずは”無色の乳化性クリーム”から始めて、慣れてきたら鏡面磨きに必要な”油性クリーム・ワックス”を選ぶのをオススメします!