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「革靴欲しいけどお手入れが面倒くさそう…」
「革靴買ったけど靴磨きってやらないとだめ?」
そんなお悩みはありませんか?
筆者も最初は靴磨きってなんだか難しそうで、なかなか手が出せずにいました。
ただ、良い革靴を買ったのをきっかけに靴磨きを始めたらその魅力にハマってしまい、今では休みの度に靴磨きをしています!
靴磨きを敬遠しているあなた、革靴デビューしたばかりのあなたに、靴磨きのやり方を伝授致します!
必要な物
・馬毛ブラシ
一番最初に靴の表面やコバの溝に入り込んだホコリを取ります。
後に使う豚毛より柔らかい毛質です。
・靴クリーナー
表面についた汚れや古いクリームを落とし、その後に塗るクリームを入り込みやすくするものです。
・靴クリーム
乳化性、油性、無色や色付きといった種類があります。
日々の着用時にできてしまった小さなキズを補修したり、光沢を出す役割があります。
通常の靴磨きですと乳化性クリームを使用することが多いです。
油性クリームはロウが入っており、簡単にツヤを出すことは可能ですが、定期的にお手入れをしないとロウが蓄積されてしまいます。
また、色に関しては最初は無色が使いやすいのでお勧めですが、色が褪せてきてしまった時や、ご自分で色合いを少し変えたくなったら色付きタイプを使ってみましょう。
・豚毛ブラシ
クリームは固めなので、馬毛だと柔らかすぎてしまいます。
なので、クリームを塗り込む際には豚毛ブラシを使います。
・クロス
クリーナーを塗る際と、クリームを塗り終えた後に、仕上げに余分なクリームを拭き取る際に使うものてす。
化繊が入っているよりも、綿100%の方が靴は光りやすいので、使い古したTシャツで代用しても大丈夫です。
・油性ワックス
さらにツヤを出す鏡面磨きをする場合に必要な油性ワックス。
乳化性クリームと違い革の栄養となる成分は入っていないので、必ず乳化性クリームでのお手入れは心がけてくださいね。
靴磨きの手順
馬毛ブラシでホコリを落とす
ホコリが付いたままクリームなどを入れると仕上がりが綺麗にならなくなってしまうので、最初にホコリを取り払います。
細い毛なので、ブローグがあるような革靴でもしっかりと細かいところまで入り、汚れを取り除いてくれます。
靴クリーナーで汚れを落とす
お化粧でいうクレンジングにあたる工程。
クレンジングしないでメイクを重ねたら肌が荒れるのと同じで、クリーナーをせずにクリームを塗ってしまうと革が痛んでしまうので、必ずクリーナーをしてからお手入れに入りましょう。
指に巻き付けたクロスに少量取り、薄くくるくると円を描くように塗り進めていくと、汚れや古いクリームが取れていきます。
強すぎず、軽い力で行うのがポイントです。
乳化性クリームを塗る
豚毛ブラシにクリームを取り、塗り広げていきます。
最初はかかとやつま先など、固い部分から塗っていきましょう。
シワなどから先に入れてしまうと浸透が早いので、色が濃くなってしまいます。
また、素早くブラッシングすることが重要です。
同じ部分にクリームが乗っていると色ムラの原因になってしまいます。
クロスで磨く
クリームをたくさん塗ったからといって、その分革に入り込むかというとそうではありません。
入らなかった分はクロスで磨いて拭き取ります。
クリーナーの時に使ったようなクロス、使い古したTシャツで十分ですが、グローブクロスという手を入れて磨ける物もあり、磨きやすいのでそちらを使うのもお勧めです。
この工程が終わると見違えるように革靴にツヤが生まれます!
こちらの手順だけでも革靴に光沢が出ますし、筆者もこの手順で靴磨きを終わらせていますが、1年もお手入れをするとだいぶ深みのある色に育ちます。
さらにつま先に光沢が欲しい方、靴磨きをもっとマスターしたい方は、これからご紹介する鏡面磨きまで習得しましょう!
鏡面磨き 手順
油性ワックスを塗り込む
クロスに少量油性ワックスを取り、つま先やかかとに円を描くように軽い力で塗り込んでいきます。
ワックスを塗るとマットな質感になりますが、後に磨きをかけていくとピカピカに変わるのでご安心ください。
馬毛ブラシでブラッシング
革の細かな部分までワックスが行き届くよう、優しくブラッシングをしていきます。
水を足しながら磨いていく
指先に水を1〜2滴取り、ワックスを塗ったところにのせます。
クロスでワックスを平らにならしていく感覚で、伸ばしていきましょう。
表面の水分がなくなったらまた同じように足し、繰り返していきます。
だんだん光沢が出てくるとクロスで磨いているとひっかかりが出てくるので、最後の一磨きをして完成です!
通常の靴磨きでは得られない、上品な光沢が宿ってまた違った雰囲気を楽しめます。
まとめ
慣れるまでは時間がかかって色ムラになってしまった!などのアクシデントもあるかもしれないですが、一度覚えてしまえば簡単です。
革靴を買ったら是非、専門店任せでなく自分で靴磨きを習得して、革靴を育てていきましょう!