大切な革靴がひび割れする前に

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革靴といえば長いものは10年、20年と愛用して履くことができます。

 

革靴は安い買い物ではないので、大切に長く履き続けたいものですね。

 

革靴を愛用されている方のよくあるトラブルにひび割れがあります。

 

一度でも革靴にひび割れがおきてしまうと元通りにはなりません。

 

お気に入りの革靴にひび割れがおきたらショックですよね。

 

そうならないためにも、日ごろの革靴のお手入れが重要になります。

 

 

この記事では、革靴にひび割れがおきる原因とひび割れを予防する方法を紹介します。

 

革靴のひび割れの原因を知り、予防する方法を実践することによって大切な革靴が長持ちするでしょう。

 

 

革靴がひび割れする原因

 

乾燥

 

革靴のひび割れの1番の原因が乾燥によるものです。

革靴は動物の皮でつくられていて、水分と油分を適度に含んでいます。

 

人間の肌と同じでお手入れを怠ると、どんどん乾燥して状態が悪くなっていきます。

小さな履きシワが乾燥により、やがてひび割れに繋がっていくのです。

 

 

クリームの塗りすぎ

 

革靴を過度にお手入れするのもよくありません。

クリームを塗る=油分の補給です。

 

適度にクリームを塗れば美しさを保つことができますが、必要以上に塗ることは逆効果です。

 

革に浸透しきれなかったクリームが酸化し、層になってかたまってしまいます。

 

その後、新しいクリームを塗っても油分が浸透できない状態になるため、見かけは艶やかでも革が劣化していくのでひび割れに繋がります。

 

 

毎日履くことによる劣化

 

革靴は1日履くと、かなりの量の汗を吸収しています。

毎日履き続けることは、毎日大量の汗を吸収し続けていることになります。

 

水分が抜けきらないまま履き続けると、革靴の劣化を招きひび割れに繋がります。

 

また、型崩れにも繋がるので毎日履くことはおすすめできません。

 

 

革靴のサイズがフィットしていない

革靴のサイズが合っていないと、靴擦れがおきて痛い思いをするだけではありません。

なんと、ひび割れの原因にもなってしまうのです。

 

よくあるのが大きめの革靴を選んでしまうことによるひび割れです。

 

足のサイズに対して革靴のサイズが大きいと革が余ってしまい、屈曲したときに深くシワが入ってしまったり、余計なシワが増えたりしてひび割れの原因になります。

 

 

革靴のひび割れを防ぐ方法

 

履きシワを防ぐためにシューキーパー

 

革靴を履くうえで、履きシワは絶対に避けられません。

シューキーパーを使ってシワをきれいに伸ばした状態にしてあげましょう。

 

シューキーパーを使うメリットはたくさんあります。

 

型崩れを防ぐことができ、お手入れの際も、シューキーパーをいれておくことによってシワを伸ばし、細かい部分までクリームを行きわたらせることができます。

 

結果、ひび割れの予防に繋がりますよ。

 

 

劣化を防ぐために週3足履き回し

 

お気に入りの革靴は毎日履きたいですよね。

ですが、そこはグッと我慢して次の日は別の革靴を履きましょう。

 

お気に入りの革靴ほど毎日履いてはいけません。

数足の革靴を用意しておき、ローテーションすることが望ましいですね。

 

最低3足あると革靴を休ませてあげられるので安心です。

 

 

ジャストサイズの革靴を購入する

 

革靴のひび割れ予防は革靴を購入するところから始まっているといっても過言ではありません。

革靴のサイズの選び方は重要です。

 

スニーカーのサイズを選ぶときは、実際の足のサイズより大きめのものを選びますが、革靴を選ぶときは少しきつめのものを選びます。

なぜかというと、革は伸びる、という特性のためです。

 

 

 

10回履いたら1回お手入れする

 

革靴のお手入れの流れは、

 

  • ブラッシングでホコリを落とす
  • クリーナーで汚れを落とす
  • クリームを塗る
  • ブラッシングでなじませる
  • 仕上げ磨き

 

になります。

ここでひび割れさせないために重要なのは、③のクリームを塗りすぎないことです。

 

適度なクリームの塗布を心がけましょう。

 

 

まとめ

 

革靴のひび割れは、乾燥、クリームの塗りすぎ、劣化、足に対して革靴のサイズが大きいことによって引き起こされます。

 

予防策として、ジャストサイズの革靴を購入し、シューキーパーを使い、10回履いたら1回お手入れをすること、3足は用意し履きまわすことが大切な革靴を長持ちされられる方法でした。

 

お気に入りの革靴をいつまでも楽しめるように知っておいてくださいね。