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”革靴が痛い“もしくは”靴が痛い“という事は、誰しも経験があるかと思います。
靴は本来、一人ひとりの足に合わせてオーダーメイドで作られていましたが、今は既製品の靴がほとんどになっています。
その為、そういった既製品の靴はなるべく誰にでもあうように作られています。足の形は十人十色。
長さや幅、形などの人によって全く異なっているのです。
その為、言い換えると”誰の足にもぴったり合わない靴“ともなるでしょう。
しかし、革は“伸ばす”という事が出来るので、革靴を足の形に合わせて調整することが出来るのです。
外反母趾が痛い!
外反母趾部分が痛む場合に、大きなサイズの靴を選択をするのはやめましょう。
靴のサイズを大きくしてしまうと、結果、靴の中で足が前に滑ってしまい、親指の付け根やつま先が靴に当たってしまいます。
対処法は、まず靴の内側の親指の付け根の当たり、カーブの最も膨らんでいる部分の革のみを伸ばします。
もしくは、中敷きが取り外せるもので、厚みがあるものの場合は、土踏まずの真ん中よりも少しつま先よりから先だけを薄いものに交換してみましょう。
革靴の縁がくるぶしに当たって痛い!
革靴の履き口の高さが合わないと、縁がくるぶしに当たってしまう事があります。
対処法は、中敷きを足すことです。
中敷きを足すことで相対的に履き口が低くなり、縁が当たりづらくなります。
つま先の方がきつくなってしまう場合は、踵の当たりだけに厚みを足しましょう。
アキレス腱の部分が当たって靴擦れができる!
踵の部分の形が合わないと、アキレス腱のあたりに靴擦れができることがあります。
その場合は踵の脱げ防止クッション(絆創膏のような形のシリコン製などのクッション)を靴の上縁ぎりぎりより3mm程下に貼ってみましょう。
靴の上縁がアキレス腱部分に当たりづらくなります。
革靴が全体的にきつい!
革靴は“履き初めた頃はきついくらいだったのに、今ではゆるく感じる…”と感じることがあるほど伸びるものが多いです。
全体的にきつい場合でもあきらめずにシューズフィッターを使って少しずつ伸ばしてみましょう。
まとめ
革靴の最大の魅力の一つは“足に馴染んでくる”という事。
最初にぴったりだと思った革靴が逆に今はぶかぶか…
最初はきついと思った革靴が今は足にぴったり馴染んで底を修理しながら履いている、という事があっても不思議ではないのです。
問題を解決しつつかわいがって、革靴と長く良い付き合いをしていきましょう。