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いきなりですが、みなさんはこんな経験はありませんか?
「天気予報では晴れの予報だった」
「家を出る時は快晴だったのに、急にゲリラ豪雨に見舞われた」
特に夏は予期せぬ雨に見舞われることが多いですよね。
傘でなんとかしのげても、どうしても足元は濡れてしまいます。
かといって、「雨に打たれるのが怖くて革靴を履けない」という方はいないでしょう。
大切な革靴を履いていたら写真のように開き直る訳にもいきませんよね。
他の靴と違い、革靴にとって雨は天敵ですが、正しい対処法を知っていれば革靴が痛むことはありません。
今回は、革靴が雨に濡れないための方法と、万が一濡れてしまった時の対処法を紹介します。
雨に濡れないための方法
傘の差し方に注意する
普段、傘を真上に向けて差したり、肩にかけて後ろ向きに傘を差す人が多いかもしれません。ですが、傘の正しい差し方はそうではありません。
確かに真上ややや後ろ向きに傘を差すと上半身は雨に濡れません。しかし、下半身はびしょ濡れになってしまいます。
正しい傘の差し方とは、やや前に傾けて差すということです。
風の影響で、雨は垂直ではなく斜めに降ってくることになります。そのため、傘を少し前に傾けた方が足元にかかる雨粒を防ぐことになります。
歩く速さが速ければ速いほど、斜めに傾ければ効果的です。
雨に弱い革靴なので、いつも以上に傘の差し方には注意したいですね。
歩き方に注意する
靴が濡れてしまう原因としては、地面の水が染みこんだり、雨に打たれる以外にも、歩くときに飛びはねる水も原因になります。
歩いているときに水が跳ねて靴にかからないように注意しなければいけません。
では、どのような歩き方をすれば良いのでしょうか?
まず足首とつま先をまっすぐにして歩き、かかとからゆっくり地面に着地します。つぎに、足をあげるときは蹴り上げずに足の裏全体を上に持ち上げます。
最初は意識しないと難しく、うまくいきませんが、慣れると意識せずに歩くことができます。
水が跳ねないようにするためにはこのように、歩き方を少し変えてみるのも良いかもしれません。
防水スプレーを使う
防水スプレーを使うことで、誰でも簡単に防水効果を得ることができます。さらに雨だけではなく泥やほこり等の汚れも防いでくれます。
日頃の革靴のお手入れも楽になるという、一石二鳥ですね。
ちなみにですが、防水スプレーは乾くまで意外と時間がかかります。
家を出る直前にスプレーを使うのではなく、30分ほど前にかけることでその効果を発揮してくれます。
お金はかかりますが、革靴を長く、良い状態で履きたいなら防水スプレーはぜひオススメです。
ここまで、雨に濡れないための予防法を紹介してきました。しかし、いくら予防をしていても雨に濡れてしまう時もあります。
雨に濡れた時の対処法
ここからは万が一、雨に濡れた時の対処法を紹介します。
革靴の表面の水分を拭き取る
雨染みになるのを防ぐには、革靴を濡れたまま放置しないことが何よりも大切です。
正しい乾かし方をすれば、革靴が痛むことはありません。
タオルや布などで水滴を軽く拭き取りましょう。強くこすらず、タオルや布で水分を吸収するように軽くです。
この作業をしないでそのままにしておくと、汚れやシミが取れなくなります。
この後の対処にかなり差が出てくるので、少し面倒でも必ず行いましょう。
拭き残しを残さないためにも、なるべく靴ひもを外してから行うようにするのが良いです。
乾燥させる
水分を拭き取るとシミはできませんが、今度はカビが生えてしまいます。
また、湿っている状態なので通気性の悪い部屋などに置いたままにしておくと嫌な臭いの原因になります。
ですので、水分を拭き取ったらすぐに風通しの良い日陰で乾燥させましょう。
乾燥させる際、新聞紙などの吸湿性の高いものを靴の中につめると早く乾きます。
注意点として、濡れた新聞紙をそのままにしておくと、逆に乾くのが遅れてカビの原因になってしまいます。
新聞紙は2〜3時間おきにマメに取り替えるようにしましょう。
クリームで革に潤いを与える
靴全体が乾いているのが確認できたら、クリームを塗って革に潤いを与えます。
革の表面から油分が落ちてしまっているので、この作業はひび割れを防ぐためにも必ず行うようにしましょう。
乾燥した革にクリームを入れるには、指で塗り込んでいくのが一番です。手の温もりによってクリームがなじみ、浸透しやすくなるためです。
この際、革の表面がクリームを弾くようになるまでしっかり塗るようにしてください。
その後、豚毛のブラシでクリームを馴染ませ、乾いた布で拭き取ります。
まとめ
いくら値段の高い革靴といえど、雨に打たれたまま放っておくとボロボロになってしまい、カッコわるいです。
コスパの良い靴でも対策やメンテナンスをしっかりすれば長持ちするでしょう。
突然の雨に打たれたとしても、正しく対処すれば問題ありません。
いい革靴を履くのであれば、正しい対処法を身につけておきたいですね。